鹿島田 真希
(カシマダ・マキ)
鹿島田 真希(かしまだ まき、1976年10月26日 - )は日本の小説家。特にフランス文学の影響を受けた前衛的な作品を執筆している。 東京都出身。高校時代にドストエフスキーなどのロシア文学に傾倒。作品世界への興味から教会に通うようになり、17歳のときに日本ハリストス正教会で受洗し正教会信徒となる。白百合女子大学文学部ではフランス文学科に進みプルーストなどを読む。卒論はジュリア・クリステヴァ。大学在学中の1999年、友人の勧めで応募した「二匹」で第35回文藝賞受賞しデビュー。2003年に日本正教会の聖職者(結婚当時伝教師、結婚後に輔祭)の男性と結婚。 2004年、『白バラ四姉妹殺人事件』で第17回三島由紀夫賞候補、2005年『六〇〇〇度の愛』で三島由紀夫賞受賞。受賞作はマルグリット・デュラス『ヒロシマ、私の恋人』を下敷きに、長崎の原爆を主題としたものであった。2006年「ナンバーワン・コンストラクション」で第135回芥川賞候補。2007年『ピカルディーの三度』で野間文芸新人賞受賞。2009年「女の庭」で第140回芥川賞候補、「ゼロの王国」で第5回絲山賞を受賞。
(Wikipediaから自動的に取得しているため、本人と異なる情報が表示される場合があります。)
鹿島田 真希の著書・訳書

冥土めぐり (河出文庫)
¥河出書房新社 2015-05-15
子供の頃、家族で行った海に臨むホテル。そこは母親にとって、一族の栄華を象徴する特別な場所だった。今も過去を忘れようとしない残酷な母と弟から逃れ、太一と結婚した奈津子は、久々に思い出の地を訪ねてみる…。
黄金の猿
¥文藝春秋 2013-01-11
森の中にある瀟洒なホテルのバー「黄金の猿」に集う男と女。新婚の夫婦、兄と妹、愛人たちに囲まれる退廃的な女、物欲しげな男たち。裏の林を夜毎に若い女が歌い、徘徊する。激しくぶつかり、やがて溶け合う思弁と肉
選ばれし壊れ屋たち (文春e-book)
¥文藝春秋 2016-08-26
壊れても生き続けろ新人作家の三崎小夜は、次回作が書けずに悩んでいた。担当編集者からの宿題は、なぜかBL小説を読むことだった。自称クリエイターの元彼。自意
鹿島田 真希の著書を検索する
鹿島田 真希の関連ニュース
鹿島田 真希のウェブ検索結果
作品一覧は自動的に取得しているため、鹿島田 真希と関連のない作品が表示される場合もありますのでご了承ください。