泉鏡花文学賞

泉鏡花文学賞(いずみきょうかぶんがくしょう)は泉鏡花生誕100年を記念して1973年に制定された、金沢市によって主催される文学賞である。以降年一回発表されている。受賞は選考委員の合議によって決定される。受賞者には正賞として八稜鏡、副賞として100万円(2011年現在)が授与される。併設されている賞として泉鏡花記念金沢市民文学賞があり、金沢市に地縁のある者のみが選考対象となる。 対象は小説や戯曲などの単行本で「ロマンの薫り高い作品」となっているが、第30回の野坂昭如のように作家個人の業績も選考に含まれることがある。第16回の吉本ばななのようにデビューしたばかりの新人が受賞することもあれば、第39回の瀬戸内寂聴のようにベテランが受賞することもある。 受賞作一覧 第1回から第10回 第1回(1973年)- 半村良「産霊山秘録」、森内俊雄「翔ぶ影」 第2回(1974年)- 中井英夫「悪夢の骨牌」 第3回(1975年)- 森茉莉「甘い蜜の部屋」 第4回(1976年)- 高橋たか子「誘惑者」 第5回(1977年)- 色川武大「怪しい来客簿」、津島佑子「草の臥所」 第6回(1978年)- 唐十郎「海星・河童(ひとで・かっぱ)」 第7回(1979年)- 眉村卓「消滅の光輪」、金井美恵子「プラトン的恋愛」 第8回(1980年)- 清水邦夫「わが魂は輝く水なり」、森万紀子「雪女」 第9回(1981年)- 澁澤龍彦「唐草物語」、筒井康隆「虚人たち」 第10回(1982年)- 日野啓三「抱擁」 第11回から第20回 第11回(1983年)- 三枝和子「鬼どもの夜は深い」、小檜山博「光る女」 第12回(1984年)- 赤江瀑「海峡」「八雲が殺した」 第13回(1985年)- 宮脇俊三「殺意の風景」 第14回(1986年)- 増田みず子「シングル・セル」 第15回(1987年)- 倉橋由美子「アマノン国往還記」、朝稲日出夫「シュージの放浪」 第16回(1988年)- 泡坂妻夫「折鶴」、吉本ばなな「ムーンライト・シャドウ」(「キッチン」に所収) 第17回(1989年)- 石和鷹「野分酒場」、北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋」 第18回(1990年)- 日影丈吉「泥汽車」 第19回(1991年) - 有為エンジェル「踊ろう、マヤ」 第20回(1992年)- 鷺沢萠「駆ける少年」、島田雅彦「彼岸先生」 第21回から第30回 第21回(1993年)- 山本道子「喪服の子」 第22回(1994年)- 該当作品なし 第23回(1995年)- 辻章「夢の方位」 第24回(1996年)- 柳美里「フルハウス」、山田詠美「アニマル・ ロジック」 第25回(1997年)- 村松友視「鎌倉のおばさん」、京極夏彦「嗤う伊右衛門」 第26回(1998年)- 田辺聖子「道頓堀の雨に別れて以来なり──川柳作家・岸本水府とその時代」 第27回(1999年)- 吉田知子「箱の夫」、種村季弘「種村季弘のネオ・ラビリントス 幻想のエロス」ほか 第28回(2000年)- 多和田葉子「ヒナギクのお茶の場合」 第29回(2001年)- 久世光彦「蕭々館日録」、笙野頼子「幽界森娘異聞」 第30回(2002年)- 野坂昭如「文壇」およびそれに至る文業 第31回から第40回 第31回(2003年)- 丸谷才一「輝く日の宮」、桐野夏生「グロテスク」 第32回(2004年)- 小川洋子「ブラフマンの埋葬」 第33回(2005年)- 寮美千子「楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―」 第34回(2006年)- 嵐山光三郎「悪党芭蕉」 第35回(2007年)- 立松和平「道元禅師」(上下)、特別賞 - 大鷹不二雄「鏡花恋唄」 第36回(2008年)- 南木佳士「草すべり、その他の短編」、横尾忠則「ぶるうらんど」 第37回(2009年)- 千早茜「魚神」 第38回(2010年)- 篠田正浩「河原者ノススメ―死穢と修羅の記憶」 第39回(2011年)- 瀬戸内寂聴「風景」、夢枕獏「大江戸釣客伝」 第40回(2012年)- 角田光代「かなたの子」 第41回から第50回 第41回(2013年)- 磯崎憲一郎「往古来今」 第42回(2014年)- 中島京子「妻が椎茸だったころ」、小池昌代「たまもの」 第43回(2015年)- 長野まゆみ「冥途あり」、篠原勝之「骨風」 選考委員 第1回から15回 - 五木寛之、井上靖、奥野健男、尾崎秀樹、瀬戸内晴美、三浦哲郎、森山啓、吉行淳之介  第16回から18回 - 五木、井上、奥野、尾崎、三浦、森山、吉行  第19回 - 五木、奥野、尾崎、三浦、吉行  第20回から21回 - 泉名月、五木、奥野、尾崎、半村良、三浦、吉行  第22回から24回 - 泉、五木、奥野、尾崎、半村、三浦  第25回 - 泉、五木、奥野、尾崎、半村  第26回 - 泉、五木、尾崎、半村、村田喜代子  第27回 - 泉、五木、半村、村田  第28回 - 泉、五木、金井美恵子 半村、村田、村松友視  第29回から35回 - 泉、五木、金井、村田、村松  第36回 - 五木、金井、村田、村松  第37回から - 嵐山光三郎、五木、金井、村田、村松 外部リンク 泉鏡花文学賞。 (Wikipediaから自動的に取得しているため、本人と異なる情報が表示される場合があります。)

泉鏡花文学賞 受賞作家一覧

59人が該当しました。

wikipedia 「泉鏡花文学賞」の改訂履歴 (出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』)
Text is available under GNU Free Documentation License.